西日本豪雨 災害ボランティアを終えて

執筆者 室蘭工業大学 修士1年生 遠藤 幹大

【西日本豪雨 災害ボランティア②

家屋清掃でお邪魔したお宅
床上まで浸水していた為、すべてはがして清掃
本日だけで掻きだした泥の量
休憩中の一枚
現地であった同年代のボランティアさんとの一枚

 皆さん、被害の方は大丈夫でしょうか。私は9月6,7日に西日本豪雨災害のボランティアとして岡山県倉敷市にきています。先日の台風の影響で関空が閉鎖され、羽田経由でなんとか現地に入ることができました。6日の午前中は北海道胆振東部地震関連の情報収集などを行っていました。

 7日は浸水した家屋の清掃を手伝ってきました。ボランティアセンターで5人1グループになり、そのリーダーをやらせて頂きました。僕たちのチームは、過被災した家屋の復旧作業に取り組んできました。道路など一見するとかなり復興は順調に見えました。しかし、家屋の中で作業をすると生々しい爪痕が随所に見え、2ヶ月経ってもこの現状の中で人が生活していることを考えると、心苦しい中での作業でした。今回の活動を通して、土木分野として災害についてはある程度学んできたつもりでした。

 しかし、いざ現場に入り作業に取り組むと想像以上の現実が待っていました。その中でも、微力ながら僕の活動を通して子供達の笑顔を作ることが出来たのは苦労して駆けつけた甲斐があったかなと感じました。

 今度は北海道です。僕が22年間過ごした場所にもとうとう災害が起こってしまいました。やれることは少ないですが、いろいろ行動を起こしたいと考えています。一先ず本日何とか帰る策を練っています。必要な物資などありましたら用意できるかと思うのでお気軽にご連絡ください。皆さんも一緒に頑張りましょう。よろしくお願いします!!

子供たちとの科学教室!

執筆者:室蘭工業大学 学部3年生 高田 光太

西日本豪雨 災害ボランティア①

仮設住宅視察の様子
分厚い断熱材が、厚さと寒さを防ぎます
科学教室での一枚
子供たちも夢中です

 9/5(水)~9/8(土)で倉敷市に入り、支援活動をしています。本日行った活動は、被災地の仮設住宅の視察と、小学生への学習支援になります。

 仮設住宅はなんと千歳の企業が作っている住宅が採用されていました。現地では、室蘭工大のOBの方が!!!😲災害の中、遠い岡山の地での出会いに感激いたしました。住宅ですが、断熱材の厚さは北海道並のもの。断熱性能の高い高気密のものが採用されているそうです。夏は涼しく、冬は温かいですね。また、外寸サイズの規格も、トレーラーのコンテナの規格に合わせて作られていて、搬送も容易だそう。この度の北海道の震災でも多分に活用できるだろうなと思いました。

 また、市内の学童保育にて、水害のあった真備町の子供たちと、ペットボトルロケットロケットを使った科学教室を開催しました🚀子どもたちは作ったロケットが飛ぶ様子を見て大興奮!楽しんでくれていたようです😃途中何度か圧力が低く飛ばないこともありましたが、なんとか乗り切りました😅角度で飛ぶ距離が変わることに気づいた子もいて、これは物理で言う斜方投射ですよね。少しでも子ども達の学びに繫がったらいいなと思います。

 明日は倉敷市のボランティアセンターでの活動を予定しています。まだまだ頑張って参ります‼最後に、このような機会を与えてくださった増川先生、そして鶴島先生、また、活動を支援してくださったすべての関係各方々に、心より御礼申し上げます。